それでもオジさんはバスを釣りたい!

36歳、バス釣りブーム世代のオジさんが、「年10回くらいしか行くチャンスがない、だからこそ絶対に釣りたい!」という切羽詰まった気持ちで“釣り”という趣味を語ります。

“釣り”とは?

“釣り”なんだから、たくさん“釣れる”釣りをしたい!
…でも、バスフィッシングでは、「このタックルで釣りたい!」という欲も出てくるものです。

例えば、

好感度で軽いカーボンロッド…ではなく、ペナンペナンで重いグラスロッドに、

バックラッシュ知らずの最新鋭リール…ではなく、サミング必須のオールドリールを付け、

3inchのワーム…ではなく、オリザラを投げる、みたいな
非効率の極みのようなタックルをワザと使いたい。

言ってしまえば“釣り”自体が非効率。たくさん魚を獲るなら“釣り”よりも“投網”や“仕掛け網”の方が効率的。飽食の時代に、漁師以外の人が釣りをする必然性はない。趣味としての釣りは、音楽や絵画と同じく“文化”に括られるはずなのですが、“食”と結びつきやすい故、“釣れない”釣り、“釣れても食べない”釣りはなかなか理解されません。

何より、こうやって小難しく“釣り”を再定義しなくてはいけないのは、釣れない末期症状かもしれませんね…。